ヨクイニン(ハトムギ)とは

ハトムギはお茶でとても有名ですが、ヨクイニンとはハトムギの外側の殻を除いた中の白い部分、ハトムギを脱穀させたものをヨクイニンと呼びます。ヨクイニンは生薬として多くの効果をもたらし古くから親しまれてきました。なんと古代インドの聖典の一つ「リグ•ヴェーダ」にハトムギについて記載されていたようで、紀元前1500年頃にはインドで栽培が行われていたと言われています。それを踏まえると実際にはもっと古くから栽培が始められていたのではないかと考えられます。そして、紀元前1世紀頃には中国へも伝わっていたと言われていて、中国最古の薬物書「神農本草経」にも記されており副作用がなく不老長寿に良いとされていました。世界三大美女の一人「楊貴妃」も愛用していたとも伝えられています。そして、日本伝来はいつなのかというと奈良時代〜江戸時代まで諸説あるようです。しばらくはお茶としてではなく薬や薬膳料理として活用されていたようです。当時は四石麦(シコクムギ)や朝鮮麦(チョウセンムギ)と呼ばれておりハトムギと呼ばれるようになったのは明治時代以降だそうです。鳩が好んで食べていたなどの説がありハトムギと呼ばれるようになったようです。
ヨクイニンの漢方としての効果
ヨクイニンの効能は様々で、利尿薬、睡眠延長作用、免疫力向上、排卵誘起、抗炎症、抗腫瘍作用、イボ取り、肌荒れ、炎症緩和など、と言われています。特にイボ取りは有名で、イボでもウイルス性のイボに効果が発揮される事が実証されています。ウイルス性のイボとは水イボなどですが、これは感染することにより発症してしまいます。プールなどでも感染しやすいので子供も水イボは出来やすいようです。病院でイボを切除する方法もありますが、水イボは自然に治る事も多いようです。そんな中ヨクイニンは副作用もなく安全な漢方薬なので子供の治療にも使われる事があるようです。
そしてヨクイニンはアトピー性皮膚炎やがん予防にも効果があるとさらなる注目をあびています。
ヨクイニン(ハトムギ)は知れば知る程すばらしい植物です。食べて良し、飲んで良し、錠剤や粉末もありますし、化粧品もあります。どんなに身体に良いものでも、苦かったり美味しく戴けなかったり、肌へのつけ心地が悪ければ長期的に愛用する事は難しいですよね。ヨクイニン(ハトムギ)はそういった面でもとてもすぐれ、唯一無二の存在かもしれません。